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そして生活はつづく 【本】

星野源 2013年1月10日刊 文藝春秋社 ¥580(+税) ちょっとまえのことだが、日帰りで京都へ行ってきた。 午前中は京都市美術館で『若冲の京都 KYOTOの若冲』を鑑賞し、午後は叡山電車に乗って八瀬の紅葉を楽しんできた。 で、旅の友に連れていったのが表題の本。 2009年9月にマガジンハウスから刊行…
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ジヴェルニーの食卓 【本】

原田マハ 2013年3月30日 集英社 ¥1400(+税) USオープンテニスの準決勝、錦織×ワウリンカ戦を観ていて、どうにも気になったことがある。 ワウリンカ選手が、使用済みのラケットやシャツやリストバンドを放置し、滑り止めの粉を盛大にまきちらすものだから、彼のベンチまわりが大変なことになっているのだ。 さすが“野獣”…
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凍氷 【本】

Lucifer's Tears ジェイムズ・トンプソン(高里ひろ 訳) 2014年2月25日刊  集英社 ¥820(+税) 前回、「わけあってフィンランドの首都ヘルシンキを旅してきた」と思わせぶりなことを書いてみたが、友人に「どうせたいしたわけなんかないんでしょ?」とあっさり見破られてしまった。なんでわかったのかなあ。 …
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火星の人 【本】

The Martian アンディ・ウィアー (小野田和子 訳) 2014年8月25日刊 早川書房 ¥1200(+税) 週末、新幹線で信州へ赴き、美しい紅葉を愛でてきた。 信州には“ずく無し”という方言がある。以前、ある人にその意味を尋ねて、「Balkanさんみたいな人のことだよ」と言われたことがある。悔しいけれど、まっ…
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フラニーとズーイ 【本】

Franny and Zooey J・D・サリンジャー(村上春樹 訳) 2014年3月1日 新潮社 ¥630(+税) ついに、スワローズが優勝しました! サヨナラ勝ちでの優勝決定ということで、感激もひとしおです。 思えば今年は何度もサヨナラ勝ちを見せてもらった気がします。 結局のところ、長いリーグ戦を勝ち抜くのはそうい…
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草枕 【本】

夏目漱石 青空文庫(底本はちくま文庫) 週末、熊本へ行ってきた。 熊本といえば熊本城。そして、熊本城といえば、1960年に再建された大小天守ではなく、17世紀の姿をいまにとどめる宇土櫓であろう。 一歩足を踏み入れたとたん、漂う空気ががらりと変わって鳥肌が立った。 でも、ボランティア・ガイドのおじさん、5分ほどの説明…
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家守綺譚 【本】

梨木香歩 2006年10月1日刊 (2004年1月に新潮社から刊行された作品に「烏蘞苺記」を追加) 新潮文庫 ¥362(+税) 週末、春バラフェスティバルで賑わう旧古河庭園へ行ってきた。 コンドル設計の洋館をバックにいまを盛りと咲きにおうバラを楽しんでいたら、その昔、留学生としてちょっとだけ滞在したシェフ…
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カステラ 【本】

카스텔라 パク・ミンギュ(ヒョン・ジェフン/斎藤真理子 訳) 2014年4月19日刊 クレイン ¥1700(+税) いつだったかあの大人気ドラマ「冬のソナタ」の話になり、一番好きな登場人物としてキム次長の名をあげたところ、当時ペ・ヨンジュンのファンだった友人に「うーん、…
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 【本】

村上春樹 2013年4月15日刊 文藝春秋社 ¥1700(+税) ハロウィーンの晩、サントリーホールで神尾真由子withフランツ・リスト室内管弦楽団のコンサートを聴いた。 神尾さんが弾くグァルネリ・デル・ジェスのゼンハウザー(1735年製)は、よく響いて、とてもすてきだった。 プログラム(ナヴァラ、カルメン幻想曲、ブエノス…
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ヴァイオリン職人の探求と推理 【本】

The Rainaldi Qualtet ポール・アダム (青木悦子 訳) 2014年5月30日刊 東京創元社 ¥1080(+税) 週末、福井へ行ってきた。 いちばんの目的は、ヴァイオリニストの五嶋龍がモントリオール交響楽団(指揮:ケント・ナガノ)と共演するコンサート。一昨年の札幌、昨年の福岡につづく、“龍くんおっかけ…
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人間失格 【本】

太宰治 青空文庫(底本は新潮文庫) 週末、祖父母の墓参がてら青森の温泉でのんびりしてきた。 初日に泊まったのは岩木山の麓の嶽温泉。宿の近くの湿地を散歩していたら、きのこ狩りを楽しむ地元のおじさんたちに遭遇。いろいろ教えてくれたのだが、フランス語みたいで、何を言っているのかさっぱりわからない。「これはナラタケです。津軽では“…
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いつか王子駅で 【本】

堀江敏幸 2006年9月1日刊 新潮社 ¥362(+税) 東京暮らしを再開してそろそろふた月になるが、最近、商店街にハマっている。8年暮らした埼玉東部の町ではもっぱらスーパーを利用していたので、「豚こま200グラムください」的な買い物は超久しぶり。「おまけしとくね」なんて優しいことを言われるたびに、ぐっときて泣きそうになる。 …
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ア・ロング・ウェイ・ダウン 【本】

A Long Way Down ニック・ホーンビィ(最所篤子 訳) 2014年4月25日刊 集英社 ¥820(+税) インドネシアのロンボク島へ行ってきた。 ロンボクといえばサーフィンというわけで、遅まきながら人生初サーフィンにトライしたのだが、案の定、パドリングだけでへとへとになり…… 体力をつけて、いつの日か…
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ルージュの伝言 【本】

松任谷由実 1984年5月25日刊 角川書店 ¥300 週末、横須賀の佐島へ行ってきた。あいにくの曇天ということで、ヨットやクルーザーはほとんどがマリーナに留まっていたが、それでも、船の手入れにいそしむおっさんたちはみな妙に楽しそう。男の浪漫だねえ。 さて、佐島といえばユーミン。ユーミンといえば、実家の片づけをしていて母…
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掏摸 【本】

中村文則 2013年4月20日刊 河出書房新社 ¥470(+税) わけあって食器棚をさがしているのだが、幅がいいと思ったら高さがダメ、高さがいいと思ったら幅がダメ、幅と高さがいいと思ったら見た目がダメダメ――みたいなことが延々つづいている。 なんだか、食器棚なしで一生を終えそうな気がしてきた。 さて、おそらくは食器…
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妻が椎茸だったころ 【本】

中島京子 2013年11月22日刊 講談社 ¥1300(+税) わが家には古いぬか床がある。そしていま、そこには干し椎茸がはいっている。“つけもの大学”というウェブサイトに「水が出たら干し椎茸を」とあったので、試してみることにしたのだ。ぬか床管理を引き継いで10年、初めての椎茸投入である。 ちなみに、ぬか漬けにした干し椎…
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ミック・ジャガー/ワイルド・ライフ 【本】

Mick / The Wild Life and Mad Genius of Jagger クリストファー・アンダーセン(岩木貴子/小川公貴 訳) 2013年4月10日刊 ヤマハミュージックメディア ¥2600(+税) 3月6日、ローリング・ストーンズ東京公演の最終日に行ってきた。前回の来日はたしかW杯ドイツ大会の年だったか…
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カキフライが無いなら来なかった 【本】

せきしろ、又吉直樹 2013年10月10日刊 幻冬舎 ¥600(+税) きのうは節分ということで豆まきをした。しかし、ひとり豆まきは思いのほか恥ずかしく、気がつくと、掛け声も豆の量も思いっきり控え目に…… たぶん、鬼はいまもそのへんにいると思う。 さて、そんなひとり豆まき的詩情(果てしない不景気感ともいう)に満ちた…
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東京タワー ―オカンとボクと、時々、オトン― 【本】

リリー・フランキー 2010年7月1日刊 新潮社 ¥705(+税) 師走の福岡へ行ってきた。 で、旅の友に何か“ご当地もの”を――と選んだのが表題のベストセラー(新潮文庫版)。何をいまさらだが、ドラマも映画も観ていないし、思い切って読んでみることにした。 行きの飛行機のなかで読んだ前半はすごくおもしろかったのだが、…
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白雪姫には死んでもらう 【本】

Schneewithhchen muss sterben レネ・ノイハウス(酒寄進一 訳) 2013年5月30日刊 東京創元社 ¥1300(+税) けさは久々に地震で目を覚ました。目を覚ましたのは私だけではなかった。なんと、5年くらいまえにゼンマイがいかれて止まったままになっていた古い柱時計が突然動きだしたのだ。奇跡の復活…
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コリーニ事件 【本】

Der Fall Collini フェルディナント・フォン・シーラッハ(酒寄進一 訳) 2013年4月15日 刊 東京創元社 ¥1600(+税) けさは久しぶりで穴に落ちる夢を見た。この夢で不思議なのは、ベッドから落ちるわけじゃないのに、ちゃんと自由落下感があるところ。どういうメカニズムでそういうことになるんだろう? …
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機械男 【本】

Machine Man マックス・バリー(鈴木恵 訳) 2013年5月10日刊 文藝春秋 ¥2000(+税)  金曜日、水餃子愛好会の面々(と大きく出たが、実は私を入れてもふたりだけ)と、横浜中華街でランチを楽しんできた。 埼玉から電車を利用して横浜へ行く方法はいろいろあるが、今回は東武東上線の某駅からみなとみらい線の…
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次元上昇日記 【本】

辛酸なめ子 2012年10月10日刊 幻冬社 ¥686(+税) 週末、梅雨の明けた宮古島へ行ってきた。 ホテルのまえのビーチでひと泳ぎしたのち、砂浜をぶらぶら散歩していると、宇宙人との交信を試みる怪しいおじさんに遭遇―― ――と思ったが、いまにして思えば、彼もまたきれいな海を眺めていただけなのかもしれない。あの、こ…
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極夜 カーモス【本】

ジェイムズ・トンプソン(高里ひろ 訳) 2013年2月25日刊 集英社 ¥760+税 この時季、何が嬉しいといってそれは日が長いこと。 週末、午後から三浦半島へ出かけて、三崎口駅を起点に西海岸を北上する10キロほどのハイキングコースをちんたら歩いてきたが、まだしっかり日があるうちに、ゴールの少年工科学校前バス停にたどりつくこ…
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なんらかの事情 【本】

岸本佐知子 2012年11月10日刊 筑摩書房 ¥1500(+税) 近所にお世辞にもきれいとは言えないラーメン屋がある。むべなるかな、いつ見てもお客がいない。そうこうするうちに取り壊しがはじまり、惜しむ人もなくひっそりと閉店――かと思いきや、ほどなくしてひっそりと新装オープン。いやー、商売ってわからない…… さて、ひっそ…
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シスター 【本】

Sister ロザムンド・ラプトン(笹山裕子 訳) 2012年9月15日刊 河出書房新社 ¥2000(+税) 私の周囲には、自分の甥姪に「おばさま/おばさん/おばちゃん」と呼ばせていない人が結構いる。呼び方はさまざま(名前だったり、ニックネームだったり、なぜか「おねえちゃん」だったり)だが、共通しているのは、その甥姪が兄弟の…
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毎月新聞 【本】

佐藤雅彦 2009年9月25日刊 中央公論新社 648円(+税) ちょっとまえの話だが、新春恒例の宮中歌会始で12歳の男の子の作品が披講されて話題になった。   実は僕 家でカエルを飼っている 夕立来るも 鳴かないカエル というものだ。すばらしい歌だが、家でカエルを飼っているくらいで「実は僕」などという思わせぶりな…
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18の罪 【本】

A Prisoner of Memory -- The Year's Finest Crime & Mystery Stories ローレンス・ブロックほか(田口俊樹、加賀山卓朗ほか訳) 2012年11月20日刊 ヴィレッジブックス ¥880(+税) 毎度のことながら、正月らしいことを何ひとつしないうちに、1月もなかばをすぎ…
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こころ 【本】

夏目漱石 青空文庫(底本は集英社文庫) 日曜日、日帰りで京都へ行ってきた。長年あこがれていた細見美術館やアサヒビール大山崎山荘美術館で名画を楽しめただけでなく、あの天王山に登って、冬枯れの古戦場を眺望できたのも嬉しいかぎり。いや、私ごときが何をいまさらではあるが、いいところだねえ、京都は。 さて、そんな京都のあれこれととも…
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The 500 【本】

The 500 マシュー・クワーク(田村義進 訳) 2012年7月15日刊 早川書房 ¥1800(+税) 母の往診に来てくれた医師と訪問看護の相談をしていて「いくつでしったけ?」と訊かれたので「85です」と答えたところ、「いや、歳じゃなくて要介護度です」と笑われてしまった。われながら間抜けな勘違いであるが、とりあえず自分の歳…
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