アリー/スター誕生 【映画】

A STAR IS BORN
2018年 アメリカ
ブラッドリー・クーパー(監督)
レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイブ・シャペル、サム・エリオットほか

友人に「来年は“いとしのパディントン”(※へっぽこギターで自作した曲)で紅白に出場したい」と冗談を言ったら、「対抗する白組の歌手は誰がいい?」と訊かれ、真剣に考えてしまった。
で、浮かんできたのは星野源さん。
星野さんとのバランスを考慮してすでに衣裳も決めてあるので、NHKさん、ご検討のほどヨロシク。

さて、歌手といえば表題の映画。

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世界的な歌手ジャクソン・メイン(クーパー)は、ある晩、ツアー先の町でふらりと立ち寄ったバーで、地元のレストランでウエイトレスとして働くアリーの歌に魅了される。やがて、ジャクソンのステージで歌うようになったアリーは、瞬く間にスターダムを駆け上がっていくが……

『スタア誕生』(ウィリアム・A・ウェルマン監督、1937年)の3度目のリメイク作品にして、ブラッドリー・クーパーの初監督作品、さらにはレディー・ガガの初主演作品。
そんなこともあって期待をしすぎたのかもしれないが、いささかの物足りなさを感じてしまった。

最大の原因は、たぶん、ブラッドリー・クーパーの歌唱力。 
けっして下手ではないが、ロックっぽいアレンジに声が合っていないせいか、あるいはストーリー展開に合った歌い方をするほどの余裕がないせいか、ジャクソンの人となりがいまいち伝わってこない。
結末に納得がいかなかった原因もそこにある気がする。

『クレイジー・ハート』(スコット・クーパー監督、2009年)のジェフ・ブリッジスや、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(ジョエル・コーエン監督、2013年)のオスカー・アイザックみたいに、声から滲み出る説得力がないんだよなあ。

そのいっぽうで、レディ・ガガの歌は聴き惚れずにはいられないすばらしさだった。
あくまでも私の感覚だが、ガガの歌は、ホイットニー・ヒューストンやセリーヌ・ディオンみたいに完璧にキメまくるのではなく、スキを残すところにその魅力がある。
残してるのか残っちゃうのかは定かじゃないが、どんなに奇抜な衣裳を着てド派手なメークをしても親しみやすさがキープされるのは、あの絶妙なスキがあってこそという気がするし、アリーの設定にもぴったりだった。
最初の企画はビヨンセで進んでいたというが、ガガで正解、大正解である。

というわけで、今年最後の写真は映画とはなんの関係もないけど出雲市駅で食べた出雲ぜんざい。
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出雲はぜんざい発祥の地を自任している。
なんでも、11月の神在祭の最後にふるまわれる神在(じんざい)餠がなまってぜんざいになったんだとか。
じんざい、ずんざい、ぜんざい……

良いお年をお迎えください。

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