ドリーム 【映画】

HIDDEN FIGURES
2017年 アメリカ
セオドア・メルフィ(監督)
タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、キルスティン・ダンスト、ケビン・コスナー、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ、オルディス・ホッジ、グレン・パウエル、キンバリー・クイン、オレック・クルパほか

燃料切れでお役御免となった土星探査機カッシーニが集めたさまざまなデータは、わずか1時間半で土星の周回軌道から地球に届いていたんだとか。
何をいまさらと笑われそうだが、2か月くらいはかかるものと思っていたので、ちょっとびっくり。

ま、そういう人はNASAにいれてもらえないんだろうね、きっと。

さて、NASAといえば表題の映画。

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1961年、東西冷戦下のアメリカとソ連は熾烈な宇宙開発競争を繰り広げるなか、ヴァージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所では、優秀な黒人女性たちが計算係として働いていた。リーダーのドロシー(スペンサー)は管理職への昇進を希望するが、上司のミッチェル(ダンスト)から「黒人の管理職は認められていない」と断られる。エンジニア志望のメアリー(モネイ)も念願の技術部への転属が決まるが、黒人女性である彼女のまえにはさまざまな障害がたちはだかる。そして、数学の天才であるキャサリン(ヘンソン)は、アル・ハリソン(コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されるが……

女性や黒人など、弱い立場にある者が奮闘してその地位を向上させていく姿を描いた映画には感動的なものがいろいろとあるが、そのなかでも、本作は一歩抜きんでていた気がする。

どこか嘘くさい脚色やいささか強引なつじつま合わせ(伏線の回収)が皆無というわけではないが、それが鼻につかないのは、エンタテインメント作品としての完成度の高さなのだろう。

オイラーのくだりには鳥肌が立ったし、ハリソン本部長やグレン飛行士とキャサリン、ひいてはドロシーとミッチェルのあいだに築かれた信頼関係には胸が熱くなったし、大気圏再突入の瞬間には手に汗を握ったし、そんなこんなで、エンディングで三人の女性たちのその後が紹介されたときには、思わず涙ぐんでしまった。

この時期、三人はそれぞれ子育ての真っ最中(しかも、キャサリンはシングルマザー)だったというところがまたすごい。
想像を絶する苦労があったはずだが、あるいは、母親としての強さも力になっていたのかもしれない。

ついでながら、なぜか大工道具が似合うケビン・コスナーが、大きなハンマーを、超かっこいいシチュエーションで振り回してくれたのも嬉しいかぎり、いや、ホント、見どころ満載の秀作です。

映画を観にいった日は中秋ということで帰りがけに月餅をゲット。
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私、月見は団子派ではなく、月餅派です。

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