ベスト・キッド 【映画】

THE KARATE KID
2010年、アメリカ/中国
ハラルド・ズワルト(監督)
ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、タラジ・P・ヘンソン、ハン・ウェンウェン、ワン・ツェンウェイ他

どうしたことか、最近、やたらと眠い。このあいだも電車のなかで居眠りをして、2駅ほど乗り越してしまった。そのまま反対方面行きの電車に乗るといかにも乗り過ごしたみたいで恰好が悪いので(いやまあ、乗り過ごしたんだけど)、引き返すまえに軽くエキュートを冷やかすことにしたのだが、ふと気がつくと、あたりまえのように船橋屋でくず餅を買っていた。

自分で言うのもなんだが、「あたりまえのようにくず餅」というところがシブい。

で、そのくず餅を食べながらDVDで観たのが表題の映画。1984年に製作された同名映画のリメイクで、ノリユキ・パット・モリタとラルフ・マッチオの役を、ジャッキー・チェンとジェイデン・スミスが演じている。引っ越してきたばかりのいじめられっ子が、格闘技(今回は空手ではなくてクンフー)でいじめっ子を見返すというストーリーは一緒だが、オリジナルに比べて、何もかもが数段豪華につくられていた。

しかし、映画はお金をかければよくなるというものではない。私が何より寂しく感じたのは、オリジナルにあったはずのにおいがすっかり消滅していたことだ。ハリウッド映画のジャッキー・チェンは猥雑さがなくて退屈だし、ウィル・スミスの息子であるジェイデン・スミスに貧乏人の子どもの風情を醸し出せるはずはない。オリジナルとリメイクのあいだには、ざっくり言って、クサヤとふつうの干物くらいの違いがあったと思う。つまりは、モリタの胡散臭さとマッチオの貧乏臭さがあの映画にどれほど深い味わいをあたえていたか、ということ。愛と味わいはお金では買えないのである。

とはいえ、さっぱりイケてないジャージ姿のジャッキー・チェンには、ちょっとほっとけないものがあったかも。また、コテコテの香港映画に出てほしいなあ。



ベスト・キッド [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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