私のちいさなお葬式【映画】

КАРП ОТМОРОЖЕННЫЙ
ロシア 2017年
ウラジーミル・コット監督
マリーナ・ネヨーロワ、アリーサ・フレインドリフ、エヴゲーニー・ミロ―ノ、ナタリア・スルコワ、セルゲイ・プスケパリス、アントン・シピニコフ、タチアナ・トゥゾワ、オリガ、コジェヴニコワ、アルチョーム・レシチクほか

先週は飛行機で北海道へ渡り、ルスツとニセコを滑ってきた。
宿はヒルトン・ニセコ・ビレッジ。
東山プリンスホテルの新館が、いつの間にかヒルトンになっていた。
かつてプリンスと呼ばれていたころ、一度、日帰り温泉を利用したことがある。
当時は露天風呂の近くの池(温水)にただならぬ数の鯉が泳いでいたのだが、今回は一匹も見あたらなかった。

いったいどこへ行ってしまったのだろう、あの鯉たちは……

さて、鯉といえば表題のロシア映画。

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73歳のエレーナ(ネヨーロワ)は、心臓を診てもらった医師から、いつ止まってもおかしくない状態と言われてしまう。都会で働いているひとり息子のオレグ(ミローノフ)に迷惑をかけたくないと考えたエレーナは、自分の埋葬や葬式の準備をはじめるが……

原題は"解凍された鯉"ということらしい。(英語のタイトル"THAWED CARP"が直訳だとすればの話だが)
教え子からもらった一匹の鯉がストーリーのなかで重要な役割を担うことになる。

これ、とても気に入った。
何がいいといってそれは、登場人物の人となりがくっきり描かれているところ。
具体的な説明があるわけじゃないのに、それぞれの人生がちゃんと伝わってきた。
人物像がクリアだと、ちょっとした笑いや涙に奥行が感じられていい。
そんなバカなと思うかもしれないが、鯉の人生(?)さえもなんとなく浮かびあがってきた。
とりあえず、かなり徳の高い鯉であることは確かに思えた。
そんな鯉のゆくすえを含め、ありとあらゆる要素に余韻が感じられるエンディングもすてきだった。

帰る間際になってようやく顔を見せてくれた羊蹄山
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来年もまた会えるといいな

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