再会の夏【映画】

LE COLLIER ROUGE
2018年 フランス/ベルギー
ジェン・ベッケル(監督)
フランソワ・クリュゼ、ニコラ・デュヴォシェル、ソフィー・ヴェルベークほか

謹賀新年
本年も宜しくお願い申し上げます

今年の初夢は、どこかの空港で、あのカルロス・ゴーンとすれちがうというもの。
思わず振り返って二度見したら、ゴーンは換気ダクトから外へ出ようとしていた。
ところが、案内役のアラブの大富豪っぽいおじさんの腹がつかえて立ち往生。
そこへドナルド・トランプがやってきて、なにやら相談をはじめる。
ふたりは換気ダクトにアラブ人を残して、その場を離れ……

つづきが気になります。

さて、思わず振り返って二度見、といえば表題の映画。

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1919年、夏、フランスの片田舎。第一次世界大戦で武勲をあげたジャック・モルラックは、とある行動によって収監され黙秘をつづけていた。彼を軍法会議にかけるべきか否かを決めるためにパリからやってきた軍判事のランティエ少佐(クリュゼ)は、まるで釈放を望まないかのような態度に首をひねる。やがて、留置所の外で吠え続ける一匹の犬に気づき……

原作はモーリス・ジェヌヴォワ文学賞を受賞したジャン=クリストフ・リュファンの歴史小説『LE COLLIER ROUGE』(赤い首輪)。
監督のジャン・ベッケルはゴダールやトリュフォーが敬愛したジャック・ベッケル監督の息子で、現在86歳。
"名匠"と呼ばれているが、私は「はじめまして」だと思う。

私に限って正月疲れということは絶対にないはずだが、睡魔に襲われることが一度ならずあった(とくに前半)。
第一次世界大戦の戦場の描写には興味深いものがあるし、ストーリーそのものは魅力的といえなくもないのだが、構成に難があるのかも。
それに登場人物の描き方も薄味で、どうにも物足りない。
そんなこんなで、ジャックが釈放を望まない理由も、わかるようなわからないような……

そんななか、印象的だったのは物語の鍵を握る黒犬。
ボースロンというフランス原産の犬なのだが、こいつがめちゃめちゃかっこいい。
それもそのはず、大半のシーンを演じたイェーガーくん(3歳)は、2016年に“フランスでいちばん美しいボースロン”に選ばれた名犬中の名犬なんだとか。
いや、ほんと、すれちがったら振り返って二度見せずにはいられないかっこよさだった。

今年はいわゆる年女ということで、12年まえに友人からいただいたちりめんの俵ねずみを玄関に飾ってみた。
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12年経ってもきれいなままのネズミたちがうらやましいです。

この記事へのコメント

UME
2020年01月07日 22:06
「僕のワンダフル・ライフ」と続編には泣かされたし、賢い犬が出てくる映画には弱いので、この映画も気になります。

今日、都バスに乗っていたら、途中から黒ラブの盲導犬が乗って来て、めちゃくちゃお利口さんで可愛いかったの…。だから、ボースロンちゃんに会いに劇場まで足を運んでみたくなりました。

動物もの(?)で今もう一本とっても見に行きたい映画があって、それは「象は静かに座っている」っていう作品。
3時間くらいあるみたいだし、時間が合わなくて見に行けていないんだけどね。
動物ものじゃないし(笑)

今年もよろしくお願いします。

チュウ チュウ
Balkan
2020年01月08日 12:51
UMEさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪

この映画、犬の可愛らしさを期待して観にいくとたぶんダメなやつです。
美しい忠犬ではあるけど、可愛らしく見せる気なし。
でも、動物/子供の愛らしさに依存する映画は基本的に観ないことにしている私にとっては、そこがよかったです。

『象は静かに~』は私も観たいのですが、タイミングが合わないまま今日にいたっています。できればスクリーンで観たいんだけどなあ……

象といえば、一昨年観た『ポップ・アイ』というタイの映画は、いまでもときどき思い出してシミジミします。これまでに観た数少ない動物映画のベスト3にはいるかも。

今年も宜しくお願いします😊