アイリッシュマン【映画】

THE IRISHMAN
2019年 アメリカ
マーティン・スコセッシ(監督)
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル、レイ・ロマノ、ボビー・カナヴェイル、アンナ・パキン、スティーヴン・グレアム、ステファニー・カーツバ、キャスリン・ナルドゥッチ、ウェルカー・ホワイト、ジェシー・プレモンス、ジャック・ヒューストン、ドメニク・ランパルドッツィ、ルイス・キャンセルミ、ポール・ハーマン、ゲイリー・バサラバ、マリン・アイルランド、セバスチャン・マニスカル、スティーヴン・ヴァン・ザントほか

時節柄、いつも行くジムのプールでもクリスマスソングが流れている。
クリスマスソングにもいろいろあるが、テンポをあわせて泳ぐととても気持ちがいいのは、断然、ワム!の『ラストクリスマス』。
あらためて聴いてみると、この曲、サビがない。
サビどころか、Bメロもない。
あるのはAメロとAメロをちょっと崩したA´メロだけ。
Aメロだけで4分27秒。
いや、ちがう。
Aメロだけで35年だ。

シンプル・イズ・ベストってことなんだろうね、きっと。

さて、シンプル・イズ・ベストといえば表題の映画。

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1950年代、イタリア戦線から復員してフィラデルフィアでトラック運転手として働くアイルランド系のフランク・シーラン(デ・ニーロ)は、エンジンの不調で困っているところを助けられた縁で、フィラデルフィアのイタリア系マフィアのボス、ラッセル・ブファリーノ(ペシ)に雇われさまざまな仕事を請け負うようになる。さらに、全米トラック運転手組合のリーダー、ジミー・ホッファ(パチーノ)を紹介され……

Netflix製作作品だが、限定公開中のシネ・リーブルで鑑賞。
このキャストでまたマフィアものを観られるんだもの、たとえつまらなくても文句は言いません――くらいの覚悟で観にいったが、どっこい、めちゃめちゃおもしろかった。

原作は『アイリッシュマン』(チャールズ・ブラント著、高橋知子訳、早川書房)というフランク・シーランの伝記で、本作も老人ホームにいるシーランが壮絶な過去を振り返るスタイルで描かれている。
ストーリーはぜんぜんシンプルじゃないが、シーランの視点だけで描くという構成がシンプルでいいし、アイルランド系というよそ者の視点でちょっと距離をつくりながらイタリア系マフィアを描くあたりが、スコセッシっぽくていい。

コテコテのマフィアもの、しかも平日昼間の池袋ということでデ・ニーロ世代の男性客が多かったが、アメリカ現代史の勉強になるし、実は受験生にお勧めの一本かもしれない。

シネ・リーブルがはいっている池袋ルミネのクリスマスツリー
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ひたすらゴールドなのは
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オリンピックが近いからでしょうか?

この記事へのコメント

ごみつ
2019年12月12日 23:47
こんばんは!

アイリッシュマン、見たい~!
でも単館系の劇場で、上映時間が3時間超えてるので、ちょっとな・・ってなってました。
やっぱり見たいな~~。
DVD待ちになるかも・・です。(;´∀`)ヘタレ
Balkan
2019年12月13日 09:10
ごみつさん、こんにちは! 
コメントありがとうございます♪

キャスティングが出来すぎだし、ことによると企画倒れってパターンかもなあ……という一抹の不安とともに観はじめたのですが、209分があっという間のおもしろさでした。
派手な演出やトリッキーな台詞回しじゃなく、素材の良さだけで勝負しているところが逆に新鮮でナイスなんですよね。
『ROMA/ローマ』もおもしろかったし、Netflix作品、要注目です。