15ミニッツ・ウォー【映画】

L'intervention
2018年 フランス/ベルギー
フレッド・グリヴォワ(監督)
アルバン・ルノワール、オルガ・キュリレンコ、ケヴィン・レイン、ヴァンサン・ペレーズ、ジョジアーヌ・パラスコ、ミカエル・アピブルミ、セバスティアン・ララン、ギヨーム・ラベ、ダヴィド・ミュルジアほか

山から雪だよりが届きはじめたので、何をいまさらではあるがジョギングをはじめた。
よく走るのは尾久の原公園までの往復3キロほどのコースだが、夕方、その公園に行くと、小学生のグループがスケートボードで遊んでいることがある。
で、そのなかに、ひとりだけ、めちゃめちゃうまい子がいる。
繰り出す技の完成度がいちいち小学生離れしているし、膝や足首の使い方、重心の移し方など、へっぽこスノーボーダーとして見倣うべき点が多々あって、ついついガン見してしまう。

でも、こんなご時世だし、不審者として通報されないよう、くれぐれも気をつけないと……

さて、小学生といえば表題の映画。

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1976年、フランス領ソマリ(現ジブチ共和国)で、軍関係者の子供21人を乗せたスクールバスが、フランスからの独立を求める武装組織のメンバーに乗っ取られる。テロリストの要求は政治犯として獄中にある同志の解放。応じなければ子供たちの喉を切り裂くと宣言する。対するフランス政府は、ジェルヴァル大尉(ルノワール)をはじめとする最精鋭スナイパー5名からなる特殊部隊を現場に送りこむが……


もとになっているのは実際にあった人質救出作戦。
恥ずかしながら、その事件のことはまったく知らなかったのだが、これ、すごくおもしろかった。

何がいいといってそれは、スナイパーたちの必殺仕事人的なかっこよさ!
一番しびれたのは、照準器に目を凝らして引き金に指をかけた5人が、「un pret」、「deux pret」、「trois pret」……と標的をとらえていることを順に確認していく場面。
これが何度か繰り返されるのだが、回を重ねるごとに緊張感がじわじわ高まっていく演出が実に見事だった。
また、子どもたちがどんどん疲弊していくなか、フランス政府や現地の駐留軍との意見対立やソ連軍やCIAの介入といったさまざまな障害が立ちはだかり、ジリジリさせられるあたりもたまらなかった。
そして、クライマックスを飾る銃撃シーンの不謹慎なまでの美しさ。
いまにして思えば、ちょっと『キングスマン』っぽかったかもしれない。

というわけで、スリルとサスペンスはたっぷり堪能できたが、正直、事件の経緯を含めたジブチの歴史をもうちょっと調べてから観るべきだったと反省もしている。
子どもたちを守るべくバスに乗り込むアメリカ人の女教師(キュリレンコ)の正体、ソ連軍が現われた理由……DVDになったらそのあたりをふまえてもう一度観ることにしよう。

雪だよりに誘われて、今年も冬の風物詩をゲット。
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え?と思うかもしれないが、福井では「冬はこたつで水ようかん」なんだそうです。

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