ジョーカー【映画】

JOKER
2019年 アメリカ
トッド・フィリップス(監督)
ホアキン・フェニックス、ロバート・デニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ、ブレット・カレン、マーク・マロン、シェー・ウィガム、ビル・キャンプ、グレン・ブレシュラー、リー・ギルほか

御徒町の高架下に比較的最近オープンした肉料理がウリのビアパブへ行ってみた。
煉瓦の壁とステンレスのオープンキッチンというニューヨーク風のしつらえがオシャレで、ランプ肉が焼き上がり、ビールをワインに切り替えるころには、頭の上を京浜東北線が走っていることをほぼほぼ忘れていた。
さすがにニューヨークと勘違いするレベルには届かなかったが、だいぶ進化したかも、私の老人力。

さて、ニューヨークといえば、ニューヨーク・ロケが印象的な表題の映画。

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アーサー・フレック(フェニックス)は母親のペニー(コンロイ)とゴッサムシティの古いアパートメントに暮らしている。そして、「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の教えにしたがってコメディアンを目指すが……

バットマン映画はマイケル・キートン&ジャック・ニコルソンの『バットマン』(1989年、ティム・バートン監督)と、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年、ザック・スナイダー監督)しか観ていないし、どちらもあまりよく憶えていないのだが、そういう人でもオッケーな映画だった。

スーパーマンの誕生秘話『マン・オブ・スティール』には、「こういう秘話は秘話のままにしておいたほうがいいんじゃない?」という素朴な疑問が残ったが、本作の"秘話"については、ひとつの独立した物語としてするりとはいり込めた。

とにかく、ジョーカーを筆頭に、すべての登場人物が心の中にいだくそれぞれの闇の描き方が秀逸。
個人的には、地下鉄の事件を機にこぞってジョーカーを英雄視するようになる大衆の心の闇がいちばん恐ろしかった。

とはいえ、本作の最大の見どころは、やはりホアキン・フェニックスの熱演、名演だろう。
『her/世界でひとつの彼女』『教授のおかしな妄想殺人』『ゴールデン・リバー』……昔から狂気の演技に定評がある人だが、本作ではそれが最高潮に達している感じがする。

実をいうと、これを観たのは3週間以上まえ。
諸般の事情で更新をさぼっていたらいつの間にか11月も中旬となり、肥後細川庭園の松にも雪吊りが……
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23日から9日間限定でライトアップされた紅葉が楽しめるそうです。

この記事へのコメント

ごみつ
2019年11月12日 02:06
こんばんは~。

「ジョーカー」、好き嫌いは出ると思うけど、凄い映画なのは確かでしたね。
私、よもやこれほどとは思ってなかったので、ショックで劇場をフラフラと後にしました。

ホアキンは狂気の演技が昔から上手いけど、シャマランの「サイン」みたいな間抜けな演技も見せてくれるので、目を離せません。(笑)

ところで御徒町のお肉のお店気になります!行ってみたいな。何ていうお店ですか?(*'ω'*)
Tae
2019年11月12日 09:28
ごみつさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

そうそう、私も圧倒されてフラフラと劇場をあとにしました。
誤解を恐れず言わせてもらうと、狂気がいかに身近なものかを、じわーっと感じさせるところがすごかった……

そして、ジョーカーの魅力あってのバットマンということをあらためて思いしらされました。ヴィランが命ですよね、ヒーローものは。

御徒町のビアバルの名前は『東京ブッチャーズ with OKACHI Beer Lab』。お肉もワインも自家醸造のビールもとてもおいしかったです♪