ゲティ家の身代金 【映画】

ALL THE MONEY IN THE WORLD
2017年 アメリカ
リドリー・スコット(監督)
ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・ブラマー、ティモシー・ハットン、ロマン・デュリス、チャーリー・ブラマー、マーク・ウォールバーグ、アンドリュー・バカンほか

連日熱戦がつづくFIFAワールドカップ・ロシア大会。
けさはクロアチアがアルゼンチンに勝ってノックアウトラウンド進出を確定した。
後半35分には、贔屓のモドリッチ選手もビューティフルなゴールを決めて、私の興奮はMAXに!
アスリートにしてはかなり華奢な“王子系”だが、なぜかいつもいいところにいて、さりげなくボールを奪い、このうえなく気の利いたパスを出すモドリッチ。
彼が美しいパスを出しつづけるかぎり、クロアチアは負けない気がします。

さて、王子系といえば表題の映画。

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1973年7月、ローマでジャン・ポール・ゲティ3世(チャーリー・プラマー)が誘拐され、身代金が請求される。その額1700万ドル。祖父の石油王ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)は総資産50億ドルの大富豪ながら、吝嗇でも名高く、「ここで支払いに応じれば、ほかの14人の孫たちも誘拐されることになりかねない」と支払いを拒否。離婚によりゲティ家を離れていた3世の母親アビゲイル・ハリス(ウィリアムズ)は、息子の命を救うべく、石油王にかけあおうとするが……

石油王J・P・ゲティの役は、もともとケヴィン・スペイシーで撮影し、編集も終え、公開を待つばかりになっていたが、スペイシーのセクハラ問題を受け、急遽、クリストファー・プラマーで撮りなおしたんだとか。
プラマーのゲディに違和感はなかったが、スペイシーならもっと強烈なゲティになっていたのかも。
いずれにしろ、本作はJ・P・ゲティの物語というより、ほぼアビゲイル・ハリスの物語として描かれている。

正直、物語そのものにはちょっと弱い印象もあるが、R・スコットらしいストーリーテリングの妙で、最後まで興味津々で楽しむことができた。

で、王子系なのは、誘拐される3世を演じたチャーリー・プラマー。
冒頭、夜のローマの町を歩く姿がなんともアンニュイで、見事にゲティ家の王子の風情を醸しだしていた。
ちなみに、このシーンは監督が好きな『甘い生活』(フェデリコ・フェリーニ監督、1960年)と同じヴィットリオ・ヴェネト通りで撮影されたものなんだとか。
そのロケーションもアンニュイにつながっているんだろうね、きっと。

クロアチアの10番、ルカ・モドリッチを花にたとえるとすれば
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やはり、ガクアジサイでしょうか……

この記事へのコメント

ごみつ
2018年06月23日 20:56
こんばんは!

TB有難うございます!

そうそう、実のところ2時間をひっぱるには事件が単純ではあるんだけど、リドリー・スコット監督の手腕で見させてる・・ところがありましたよね。
とても映画にするのは難しい題材だなって思ったりしてました。

チャーリー・プラマーは美形でしたよね~。てっきりクリストファー・プラマーの親族?かと思ってましたが違うみたい。

誘拐されるシーンは「甘い生活」とロケーションが同じなんですね!確かに何とも言えないアンニュイな雰囲気がありましたね!
Tae
2018年06月24日 02:43
ごみつさん、こんばんは!
こちらこそ、コメント&TBをありがとうございます♪

思いのほか渋い作品でしたが、事実に近い感じがするせいか、逆に目を離せなくなるところがありましたよね。

イタリア人の犯人たちにも、マジであんな感じだったんじゃないかと思わせる何かがあって、興味深かった……というか、怖かったです。

で、M・ウォルバーグ演じる交渉人の立ち位置が最後まで謎めいているところも、2時間引っぱるのに不可欠な要素だった気がします。

そう、プラマー&プラマー、私も親族かと思いました。ちなみにチャーリーの本当のおじいちゃんは、歯磨きの〈サンスター〉で働いていたそうです。

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