Balkan's Memorandum

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zoom RSS 毎月新聞 【本】

<<   作成日時 : 2013/02/04 15:02   >>

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佐藤雅彦
2009年9月25日刊
中央公論新社 648円(+税)

ちょっとまえの話だが、新春恒例の宮中歌会始で12歳の男の子の作品が披講されて話題になった。

  実は僕 家でカエルを飼っている 夕立来るも 鳴かないカエル

というものだ。すばらしい歌だが、家でカエルを飼っているくらいで「実は僕」などという思わせぶりなことを言うのはいかがなものだろう? 「実は僕」と言うからには最低でもヘビ、できればワニくらい飼っててくれないと……

さて、カエルといえば、エッセイとともに「ケロパキ」というカエルが主人公の脱力系3コマ漫画を楽しめるのが表題の本。だんご3兄弟やポリンキーの生みの親として知られるメディアクリエーターの著者が、1998年から2002年にかけて毎日新聞の夕刊に月1回のペースで連載していたエッセイ&漫画をまとめたものだ。

エッセイもまた、身近に起きた出来事に着目し、エッセンスを抽出して、「人の世の常」的なものに結びつけるという展開が、どこか3コマ漫画風。ほとんどの回で「なるほど!」とうなずけるものの、まれに説得力に若干の物足りなさを感じる回も。それでも、論旨がきちんと整理されていて、読んでいると、とっちらかった私の頭のなかまできちんと片づいたかのような感覚(錯覚だけど)を味わえるのは嬉しいかぎり。

あとがきに「正直言うと、最初の頃に書いたものはあまり気に入っていない。やっと調子がでてきたのは四、五回過ぎた頃からだろうか」とあるが、私がもっともおもしろいと思ったのは最初の3回。ふしぎだ…… 

ちなみに、この本をプレゼントしてくれた友人は、家でカエルを飼ってます。


毎月新聞 (中公文庫)
中央公論新社
佐藤 雅彦


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時

実はあのカエル
今お腹がパンパンに膨れています
牛の真似してお腹が破裂する童話があったよねホント今にも破れそうネットで調べたら
風船病らしい
針で刺して中に溜まった水を出してあげるといいらしいけど…
出来ないよ
獣医さんの学校を出たお友達がいるから今度遊びに来た時にお願いしようと思っています
UME
2013/02/05 09:54
UMEさん、こんにちは!

おっと、それはいけませんね。
どこが詰まってるんだろう? 無事に水が抜けて、もとどおり元気になるといいね。

牛の真似をして破裂しちゃうカエルの話、憶えてます。イソップ童話って説教がましくて、幼心にも「けっ」って感じだったけど、あの話から学ぶべきことって、いったいなんなの? もしかして「無理は禁物」とか? 

それはさておき、ご本、ありがとう♪ 楽しく読ませていただきました。
Balkan
2013/02/05 11:35

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