ダークマン 【映画】

Darkman
1990年 アメリカ
サム・ライミ(監督)
リーアム・ニーソン、フランシス・マクドーマンド、コリン・フリールズ、ラリー・ドレイクほか

私がよく利用しているTSUTAYAの某支店。比較的大きな店なので品揃えはいいのだが、それゆえの探しにくさもある。問題はジャンル別に五十音順で並んでいる旧作。私が「コメディ」と思うものが「ドラマ」の棚にあったり、「アクション」と思うものが「コメディ」の棚にあったり、そのたびに、店内を大移動(?)しなければならない。

で、「アクション」、「SF」、「サスペンス」、「ホラー」、「ドラマ」、「コメディ」……どの棚にもなかったのが表題の映画。いいかげんくたびれたので店の人に尋ねたところ、なんと、「発掘良品~100人の映画通が選んだ本当におもしろい映画」の棚に。自力で見つけられなかった負け惜しみに聞こえるかもしれないが、“100人の映画通”だなんて、そんな怪しげな匿名集団に勧められても、なんだかねえ……

人工皮膚の開発に取り組む科学者ペイトン(ニーソン)は、弁護士の恋人ジュリー(マクドーマンド)が掴んだ収賄事件の証拠を奪いにきた一味に研究室を爆破され、瀕死の大火傷を負う。が、全身の神経が失われて痛みを感じなくなったために、超人的な力を獲得することに。そこで、自らが開発した皮膚を使って復讐を開始するが……

画像


昔、どこかの名画座で観た記憶があるのだが、先日、『96時間/リベンジ』の記事にごみつさんからいただいたコメントで、ダークマン役の俳優がリーアム・ニーソンだったことを知り大興奮。たまらず問題のTSUTAYAへ走ることに。

ライミ監督の原点とも言われる作品だが、私は『スパイダーマン』や『悪魔のはらわた』より(どっちも最初の一本しか見ていないけど)こっちが好き。彼の作品を観ると、いつも「ちょいダサ」な印象をいだくのだが、この作品はそのダサダサ感にえも言われぬ味わいがある。

主人公のペイトンはあっという間に包帯ぐるぐる巻きになってしまうのでニーソンの顔を拝む機会は限られてくるが、包帯の隙間からのぞく目の演技が秀逸! トム・クルーズやジャッキー・チェンのように体を張った高度なアクションシーンをこなすわけじゃないが、あのベタなラストシーンに涙ぐんでしまった私に文句を言う資格はない。何がいいといってそれは背が高いこと(193センチ)。ちょいと背中を丸めながら黒いロングコートを翻して去っていく姿に哀愁があって、なかなか美しいのである。

怪しげな匿名集団の意見を認めるのはちと悔しいが、思えば「これぞ発掘良品」という1本だったかも。ごみつさん、貴重な情報をありがとね! 

この記事へのコメント

ごみつ
2013年02月01日 00:01
こんばんは!

わ~、早速、借りてみたんですね!
なかなか面白いよね、これ。
まあ、サム・ライミらしい、B級感が楽しめる作品だと思います。

>この作品はそのダサダサ感にえも言われぬ味わいがある。

ホント、そうですよね~。この良さがわかんない人は、この映画見てけっこう怒ったりしてますよ。(笑)

「スパイダーマン」も好きなんだけど、ちょっとメジャーなのがサムらしくなくてつまらん・・。(笑)

続編つくる気まんまんみたいなラストだったけど、全然作られなかったところも良いよね。
Balkan
2013年02月01日 15:58
ごみつさん、こんにちは!

さっそく見ちゃいました、ダークマン。最近、こういうたのしいB級作品が少ないよね。オススメがあったら、また紹介してください

ほんと、おっしゃるとおり、ニーソンはどんな役もソツなくこなしますよね。なんといっても個性が強すぎないところがいい

比較的最近、テレビで『CHLOE/クロエ』というエロティックサスペンス(?)を観たのですが、しばらくのあいだ、浮気を疑われる夫を演じていた俳優がニーソンであることに気づけませんでした。私がとろいせいもあるけど、彼がきっちり自分を消していたこともある気がします

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