ぼくのエリ 200歳の少女 【映画】

LAT DEN RATTE KOMMA IN
2008年 スウェーデン
トーマス・アルフレッドソン(監督)
カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション、ペール・ラグナル、ヘンリック・ダール、カーリン・ベリィクイストほか

辛いものが苦手な私、長年にわたっって坦々麺は食べられないと思っていたが、先日、某デパートのレストラン街へ行ったおり、「待たずにはいれる」という消極的な理由ではいった四川料理の店で、「値段が手頃である」というこれまた消極的な理由で選んだ汁なし坦々麺をぺろりと完食。ああ、いままでの私の人生はいったいなんだったんだろう?

いままでの私の人生はいったい……といえば、先日、WOWOWでやっていた表題の映画。ホラー映画は苦手だと思っていたのに、なんと、めちゃめちゃ気に入ってしまった。ことによると今年観た映画のベスト10――いやベスト3にはいるかもしれない。

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オスカー(ヘーデブラント)は12歳。ストックホルム近郊の小さな町で母親(ベリィクイスト)と暮らしている。ある晩、彼のまえにエリ(レアンデション)という少女が現われる。最近、父親らしき男(ラグナル)とともに隣に越してきたとのことだが、なんだか謎めいている。ちょうどそのころ、町では猟奇的な殺人事件が起き……

なんといっても、ホラーでありながら、自分の居場所を見出せずにいる孤独な少年が風変わりな少女に出会って――というボーイ・ミーツ・ガール的な物語としても楽しめるところがいい。つまり、オスカーの心理が丁寧に描かれていて、彼がエリに惹かれていく気持ちに説得力があるということだ。ラッセ・ハルストレムがホラーを撮ったら、こういう感じになるのかもしれない。

いずれ『モールス』(ハリウッド版リメイク)も観てみるつもりだが、正直、この物語はスウェーデンの冬の絶望的な暗さと静けさがあってこそのものという気がする。午後の2時か3時に日が暮れてしまう冬のスウェーデン、ぜひ一度行ってみたいな。

この記事へのコメント

ソンパン
2012年01月05日 19:53
こんばんは~。過去記事にて失礼いたします。年賀状でこちらのアドレスをお知らせいただきましたので、訪問させていただきました。(スウェーデンに反応する私はさて誰でしょ?)
スウェーデン映画ってたまに珠玉の小品に出くわすことがあるんですよね~。←なんて、知ったかぶってますが、実はこの作品はまだみたことがありませぬ(汗)。ご紹介いただきまして、ありがとうございます。早速探してみます!
Balkan
2012年01月06日 00:43
ソンパンさん、コメントありがとうございます。
実はわたし、最近、かなりスウェーデンにはまっています。このあいだも、ふと気がついたらH&Mのセーターを着て、IKEAのカフェテリアで、スウェーデン・ミステリを読んでいました。
今年はぜひお会いして、ストックホルムの話をうかがいたいな♪

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