ゴーストライター 【映画】

THE GHOST WRITER
2010年 フランス/ドイツ/イギリス
ロマン・ポランスキー(監督)
ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソンほか

きのうは、ちょいと時間ができたのでシネコンに映画を観にいったのだが、なんと“映画の日”ということでチケット売場には長蛇の列。表示を見ると私が観るつもりの映画はすでに残席が9。並んでいるあいだにも8、7、6……と容赦なくカウントダウンしていく。まさか、こんなところで『24』の気分を味わうことになるとは……

というわけで、“残席3”の時点でどうにかチケットをゲット、最前列でがっつり見たのが表題の映画。

とあるゴーストライター(マクレガー)のもとに元イギリス首相アダム・ラング(ブロスナン)の自叙伝執筆の話がもちこまれる。前任者が謎の死を遂げていることもあって、本人はいまひとつ気のりがしないが、エージェントにそそのかされて引き受けることに。さっそくラングが滞在しているアメリカ東部の島へと向かったものの、おりしも、元首相がイスラム過激派のテロ容疑者への拷問に関与していたのではないかという疑惑に火がつき、周囲は騒然となる。そんななか、執筆のための調査を進めるゴーストライターはある陰謀の存在に気づき……

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ストーリーはいたってシンプル。こう言っちゃなんだが、さほどお金がかかっているとも思えない。しかし、さすがはサスペンスの巨匠ポランスキー。気がついたときには、(たぶん)誰もが主人公と一緒にどす黒い陰謀に巻き込まれている。

これはいつも思うことだが、ポランスキー映画は配役が絶妙。主要人物からちょい役まで、すべての俳優がゆるぎなく役にはまっていて実に気持ちがいい。
そのなかでも、今回、とくに「なるほど」と思ったのがブロスナン。かつて諜報部員役で名を馳せた俳優が首相を演じる――それは助さんが水戸黄門になるようなものだろうか? なんにしろ、説得力満点の怪演だった。

結末も皮肉がきいていてとてもよかった。でも、ロバート・ハリスの原作には、これとはちがう結末が待っているのだとか。ぜひとも読まなければ……

この記事へのコメント

2011年09月06日 12:11
こんにちは。ご無沙汰しております。mixiでお世話になっておりました「ぬこ」です。映画と関係のないコメントですみません。じつは先月末にmixiを退会いたしました。いやなことがあったわけではないのですが、なんとなく……。

入会中はいろいろとお世話になり、ありがとうございました。いつもウィットたっぷりのお日記を楽しみに拝見していましたし、拙へなちょこ「たらいラマ」を大いに気に入ってくださったことは忘れられない思い出です。
送ればせながら旧マイミクさんたちにメールでご挨拶をさせていただこうと思ったのですが、メールアドレスを存じ上げないことに気づき、こちらにコメントさせていただいたしだいです。

もしもいつか仕事関係の集まりか何かでひょっとしてお目にかかれる機会があれば、あらためてご挨拶させてください。<(_ _)>

残暑が戻ってきたようですので、どうぞご自愛くださいませ。
Balkan
2011年09月06日 14:46
東京茶とら猫さん、コメントありがとうございます。

こちらこそ、mixiにおける茶とら猫さんの名作の数々(日記とか、写真とか、へなちょことか)、おおいに楽しませていただきました。“たらいラマ”は私の永遠のヒーロー。いまでも「たらい」「羊駝」「ダライ・ラマ14世」のいずれかを見るたびにあの姿を思いだし、ほんわかとした優しい気持ちになります。

そのような次第で、実は一度もお目にかかったことがないくせに、勝手に親しみを感じまくっておりまして(無類のウナギ好きだし)、さっそく茶トラ猫さんのブログもブックマークに登録させていただきました。今後ともどうぞ宜しくお願いします。

いや、ほんと、いつかどこかでお目にかかれるといいな♪

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