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zoom RSS 飲めば都 【本】

<<   作成日時 : 2011/08/22 11:23   >>

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北村薫
2011年5月20日刊
新潮社 ¥1700(+税)

先日、女友だちとよさげな飲み屋を探しながら、「こういうのもいわゆる女子会なのかな?」という話になった。
女子会のコンセプトは「たまには女だけで楽しくやりましょう」ということだと思うが、この「たまには」の部分が意外に重要になってくる。誰かが「きょうは女子会なんだ」と言う場合、そこには「ふだんは男がほっとかないアタシだけど……」という軽い自慢が含まれている(気がする)。ただ、実際には「たまには」でもなんでもない人までどさくさにまぎれて「きょうは女子会なんだ」と言っている(気がする)。女子会という言葉に違和感を覚えるのは、たぶん、そのギャップのせいだ。
くれぐれも気をつけるようにしたい。

表題の本は、小酒井都という文芸雑誌編集者の“酒とゲラの日々”が綴られた連作短篇集。「赤いワインの伝説」「異界のしり取り」「シコタマ仮面とシタタカ姫」「指輪物語」「軽井沢の夜に消えた」「コンジョ・ナシ」「智恵子抄」「カクテルとじゃがいも」「王妃の髪飾り」「割れても末に」「象の鼻」「ウィスキーキャット」の12編が収録されていて、 さまざまな酒席を経験しながら、一人前の編集者に成長していく主人公の姿が、酒と文学にまつわる蘊蓄とともにユーモラスに描かれている。

この本にも女だけで酒を酌み交わす場面が頻繁に出てくるが、ひとつだけ「そんなバカな」と思ったことがある。駄洒落を言い合っていることだ。ふつう、女だけの席でそういうことにはならない。女の駄洒落好きなど(いないとは言わないが)そうそういるものではないし、男の駄洒落をおもしろがる女がいるとしても、たいていはお追従だ。北村先生に「騙されてますよ」と教えてあげたい。

いちばん笑えたのは「王妃の髪飾り」。酔って記憶とともにパ○ツをなくして、都さん、大ピンチ。いやあ、記憶をなくすって恐ろしい。

ちなみに、私は酔って記憶をなくしたことが一度もない。朝起きたら、前夜の服のままだったというようなことはしょっちゅうだが、酔っ払って帰ってきて、「えーい、面倒だ、このまま寝てしまえ」と思ったことまではっきり憶えている。そういうのは憶えていなくていいんだけどなあ……


飲めば都
新潮社
北村 薫


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