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zoom RSS ザ・スクエア 思いやりの聖域 【映画】

<<   作成日時 : 2018/05/17 11:24   >>

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THE SQUARE
2017年 スウェーデン/ドイツ/フランス/デンマーク
リューベン・オストルンド(監督)
クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウエスト、テリー・ノタリーほか

何を隠そう、いまだにガラパゴス携帯を使っている。
しかも、まさかのPHS。
で、そのPHSが2020年7月末日をもって使えなくなるとかで、「切り替えはお早めに」という案内が来た。
ガラケーにこだわりはないが、ピッチがなくなるのはすこしさみしい。
人里離れたところに行くとたちまち“圏外”になるあのささやかな孤立感に、えも言われぬ味があるのに……

さて、携帯電話といえば表題の映画。

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ストックホルムにある現代美術のミュージアムでチーフキュレーターを務めるクリスティアン(バング)は、ある朝、路上で携帯電話と財布を盗まれる。GPS機能を使って犯人の住む団地を特定、全戸に脅迫めいたビラを配るが……

『フレンチアルプスで起きたこと』のリューベン・オストルンド監督作品で、前作同様、日常に潜む皮肉の数々がユーモラスに描かれている。
スクエアというのは、正方形の空間を信頼と思いやりの聖域に見立てたコンセプト・アートのタイトル。
で、その展示を企画した当のクリスティアンが不信と偏見のかたまりにならざるを得ない状況に陥っていく。
しかも、次から次へと。

監督自身が参加した実際のアートイベントから着想を得た作品ということもあり、よく言えばリアル、悪く言えばちょっと生々しいのだが、なんにしろ、自分がかかわったアートまで皮肉のネタにしてしまうあたりは、さすがオストルンドと言えるのかもしれない。

実は鑑賞からはやすでに3週間が経過している。
盛り込まれた種々雑多なエピソードのなかには、つながりがいまひとつわかりにくいものもあり、当初はいささかの困惑を覚えたりもしたのだが、こうして時を置いて振り返るといずれもなるほどと納得できるし、もういっぺん観てみたくなる不思議な魅力がある。

印象的だったのは、クリスティアンが次の展示のレセプションに備えてスピーチのリハーサルをするシーン。メモを見ながら話しはじめて、途中で「こういう堅苦しいスピーチはやめましょう」とメモをポケットにしまい、さもアドリブで話しているかのように口調に変えるのだが、それをひとりでこっそり練習している。なんとも小っ恥ずかしい話だが、クリスティアンの人となりが見事に凝縮された名場面、という気がする。

ミュージアムといえば、先日、生まれてはじめて東京国立博物館へ行ってきた。ほかの国立博物館(京都、奈良、九州)にはすべて出かけているのに、なぜか東京だけ未踏になっていたのだ。
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本館の裏手に広がる日本庭園がなんだかとても気に入りました。

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