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zoom RSS 残像 【映画】

<<   作成日時 : 2017/06/30 19:19   >>

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POWIDOKI
2016年 ポーランド
アンジェイ・ワイダ監督
ボグスワフ・リンダ、ゾフィア、ヴィフラチュ、ズロニスワヴァ・ザマホフスカ、クンシュトフ・ピェチンスキ、シモン・ボブロフスキ、アレクサンデル・ファビシャク、トマシュ・ヴウォソク、アレクサンドラ・ユスタ、マリア・セモチェク、マグダレナ・ヴァジェハ、エヴァ・ヴァンツェルほか

今年はじめてスイカを買った。
しかも、丸ごと一個。
ひとり暮らしなので残念ながら小玉スイカだが、最近の小玉スイカは甘くておいしい。
あっという間に半分食べてしまった。

さて、あっという間に半分、といえば2017年。

というわけで、まずはこの四半期にテレビなどで観た映画をざっとふり返っておきたい。

『家族はつらいよ』(2016年、日本、山田洋次)★☆
冒頭のシーンからこれは好かん……と思ったはずなのに、気がついたら最後まで見ていた。でもストーリーを思いだそうとすると、途中から同監督の『東京家族』になってしまう。キャスト、かぶりすぎでしょう……

『ボビー・フィッシャーを探して』(1993年、アメリカ、スティーヴン・ザイリアン)★★★☆
ボビー・フィッシャーのことが語られるわけではないが、アメリカ人にとって彼がどんな存在かがなんとなくわかるところが面白かった。親やコーチの苦悩を丁寧に描いているところもよかった。

『フォックスキャチャー』(2014年、アメリカ、ベネット・ミラー)★★
実話とは知らずに見たのだが、とにかく後味の悪い話で、「なんでこの話を映画に?」とまで思ってしまった。スティーヴ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロはほんとうにすばらしかったんだけどなあ……

『28日後…』(2002年、イギリス、ダニー・ボイル)★★☆
前半はすごくおもしろかったのに、緊張感が高まるはずのクライマックスでなぜか退屈してしまった。残念。

そして、上半期最後の劇場鑑賞作品は、アンジェイ・ワイダ監督(1926−2016)の遺作となった、表題の映画。

画像


第二次世界大戦後、スターリニズムによる支配がはじまったポーランドでは、芸術表現にまで“イデオロギー”が求められるようになった。そして、それを拒否した画家のヴワディスワフ・ストゥシェミンスキは、教鞭をとっていた大学から解雇を言い渡され……

『世代』(1955年)、『地下水道』(1957年)、『灰とダイヤモンド』(1958年)の三本しかワイダ作品を観ていない私が言うのもなんだが、ストゥシェミンスキが体制と闘った晩年の4年間は、まさに「アンジェイが撮らなきゃ誰が撮る?」という感じの題材で、おおいに心を揺さぶられた。

この作品の何がすばらしいといってそれは、エンターテインメントに徹しているところ。無駄な力がいっさいはいっていない脚本や演出が、おしゃれな構図とあいまって、なんだかとてもかっこよかった。

そのあたりには、ストゥシェミンスキを演じたボグスワフ・リンダの魅力もまちがいなく一役買っていると思う。彼が出演するほかの作品を、ぜひ観てみたくなった。

もう半分食べてしまったけれど
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まだ半分残っているスイカ in 冷蔵庫

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは〜。

アンジェイ・ワイダの遺作、良さそうですね!お話もエンタメ寄りになってるとの事、私も今度絶対に見てみます。
ちなみに私は、ワイダは「灰とダイアモンド」しか見てないんですよね〜。(^_^;)

「家族はつらいよ」は、あれは「東京物語」とキャストが全く同じだからおかしいんじゃない?悲劇と喜劇は実は背中あわせって事で。

ボビーを探しては地味に良い映画でしたよね。

「フォックスキャッチャー」は実は見るのを楽しみにしてたんだけど・・。やっぱりかなり後味悪い?いずれ見てみますね〜。
ごみつ
2017/07/02 22:58
ごみつさん、こんにちは!

『残像』、まさかの直球勝負って感じで、とてもよかったですよ。時代が醸す抑圧的な空気にパヌフニクの不気味な不協和音が見事に調和していて、残像とは何かということを、ほぼ理屈抜きで表現しているところが、鳥肌もののかっこよさでした♪

なるほど『家族はつらいよ』のキャスティングはそういう意味だったんですね。でも、喜劇というほど笑えなかったし、悲劇というほど泣けなかった。橋爪功が演じるお父さんに、もうちょっとかわいげがほしかったなあ。

いまにして思えば、『フォックス・キャッチャー』は後味の悪さを楽しむための作品なのかも。あの3人の迫真の演技あっての後味の悪さですからね。どよーんとしたくなったときにぜひ!(それっていつだよ)
Balkan
2017/07/03 12:36

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