Balkan's Memorandum

アクセスカウンタ

zoom RSS わたしは、ダニエル・ブレイク 【映画】

<<   作成日時 : 2017/03/28 16:30   >>

トラックバック 2 / コメント 0

I, DANIEL BLAKE
2016年 イギリス/フランス/ベルギー
ケン・ローチ(監督)
デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイヤーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、ケイト・ラッター、シャロン・パーシー、ケマ・シカズウェほか

愛用のiPod touchが突然充電できなくなった。
サポートに電話で問い合わせたら、現物を見ないとわからないが、部品の交換ですめば8424円、新品との交換になると14472円と言われた。
そこまではわかる。
いまひとつわからないのは、いったん修理を依頼したら、どちらのパターンになってもキャンセルはできない、というところ。
修理とは、ふつう見積もりを見てから依頼するもので、8424円ですむなら修理するけど、14472円かかるなら別の機種や新機種に買い換えたいという人は、結構いると思う。
で、「それってなーんかおかしくないですか?」と聞いてみたら、「最大14472円かかることをご承知いただきたいという意味です」と説明された。

結局、修理を依頼して新品交換となったが、いまひとつわからない気持ちは交換できていない。

さて、いまひとつわからないといえば、表題の映画。

画像


ニューカッスルで長年大工として働いてきたダニエル(ジョーンズ)は、現場で心臓発作を起こして、医師に就労を止められている。やむを得ず失業手当の給付を申請するも、複雑な制度にはばまれて、話は一向に進まない。そんなある日、職業安定所に出かけたダニエルは、職員ともめているシングルマザーのケイティー(スクワイヤーズ)の窮状を見かねて……

告白すると、冒頭、電話で役所の人とやり合うシーンからして、どうしてかダニエルにシンパシーを感じられなかった。
制度に問題があるのはたしかで、腹を立てる気持ちはわかる。
でも、役所の人だって意地悪で訊いているわけじゃないんだし、あんなふうにいちいち噛みつかなくても……なんて思ってしまったのだ。

そんなこんなで、通りすがりの人に拍手喝采で讃えられた落書きのシーンも、どこがかっこいいのか、いまひとつわからなかった。

そもそも、就労を禁じる旨が書かれた医師の診断書があるのに、なぜあんなことになったんだろう?
冒頭の電話の人が頭に来て破り捨ててしまったのだろうか?

最後のほうでダニエルが弁護士みたいな人と会うことになるのだが、その経緯が語られないのも気になった。
まあ、べつにストーリーの根幹にかかわるようなことじゃないのだろうが、いろいろ勘繰るのに追われて、ラストシーンに感動しそびれた気がしないでもない。

いや、冬のニューカッスルの寒々しい景色とか、主演のジョーンズの大工さんっぽさとか、雰囲気はよかったのだが、これを“涙と感動の最高傑作”と言ったら、ローチ氏のほかの名作に失礼かも……

ゴミ入れに捨てた大根の切れ端が花芽をつけていたので、水栽培で咲かせてみた。
画像
この貧乏臭い可憐さ、なんかケン・ローチ映画っぽいかも……

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
なんという胸を打つ、そして胸が苦しくなる作品。ただ実直に生きていくことの難しさをここまで見事に描き切るとは!監督ケン・ローチは引退を撤回してこの作品のメガホンを取ったと聞いている。ケン・ローチだから、ケン・ローチでこそ、社会派ケン・ローチ…色々表現はあるかもしれない。だがやはり素晴らしいことに変わりはないのだ。ダニエル・ブレイク。初老の男。イギリスの労働者。妻を亡くし今は独り身。何十年も大工一筋で生計を立てていた。それがある日現場で心臓発作で倒れ、主治医からは勤労を禁じられる。ところが役所の判定... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2017/04/10 14:06
わたしは、ダニエル・ブレイク
 『わたしは、ダニエル・ブレイク』を新宿武蔵野館で見ました。 ...続きを見る
映画的・絵画的・音楽的
2017/04/18 18:38

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
わたしは、ダニエル・ブレイク 【映画】 Balkan's Memorandum/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる