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zoom RSS ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 【映画】

<<   作成日時 : 2016/11/04 22:57   >>

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2016年、イギリス/アメリカ
マイケル・グランデージ(監督)
コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ガイ・ピアース、ローラ・リニー、ドミニク・ウェストほか

最近、20世紀はじめのニューヨークが舞台の小説を翻訳している。
大好きな設定なので、いろいろ思い描くだけでわくわくしてくる。
タイムマシンにおねがいして連れていってもらいたいくらいだ。

さて、20世紀はじめのニューヨークといえば表題の映画。タイムマシンではなく山手線に乗って観にいってきた。

画像


アーネスト・ヘミングウェイ(ウェスト)やスコット・F・フィッツジェラルド(ピアース)の作品を手がけたスクリブナー社の編集長マックス・パーキンズ(ファース)のもとに、無名の作家トマス・ウルフ(ロウ)が5年がかりで書き上げた大作が持ち込まれ……

原案となった『名編集者パーキンズ』(A・スコット・バーグ著、鈴木主税訳、草思社)はだいぶまえに読了。そちらもおもしろかったが、こちらも映画らしくきれいにまとまっていて、最後にはちょっとじんとさせられた。

いちばんの見どころは豪華なキャスティング。
主演のふたりも文句なしのハマリっぷりだったが、私がいちばん「なるほど!」と思ったのはニコール・キッドマンのアリーン(ウルフの愛人)。強さと弱さがつねにせめぎ合っている女性特有のちょっと……いや、かなり面倒くさそうな風情が全身からにじみ出ていて、いい感じだった。
あと、ガイ・ピアースのたそがれたフィッツジェラルドも、もしやピアース本人がたそがれてる?と心配になるほどすばらしかった。

ひとつ不満があるとすればドミニク・ウエストのヘミングウェイ。なぜか彼の登場シーンにだけ、とってつけたような印象があった。ここでカジキに頼るのはいかがなものか、と思ったのは、たぶん、私だけではないと思う。

たそがれといえば、逗子海岸から見たきのうの夕日。
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トマス・ウルフに5ページくらい費やして描写してもらいたい美しさです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは!

うわ〜!これ凄い楽しみにしてたのに、もう公開しちゃってたんですね!っていうか今、調べたらほぼ終わってしまってるみたい。
うっかりしていました〜。

前の記事の「われらが背きし者」も見たかったんだけど結局行けませんでした。

この2本立てで、どっかの名画座で都合よく公開しないかな〜〜。何にせよDVDになったら絶対に見るぞ!
ごみつ
2016/11/29 19:06
ごみつさん、こんばんは!

これ、よかったですよ。ファースとロウとキッドマンがどれだけぴったりか、それを確かめるだけでも観る価値ありです。

たまたま原作(ノンフィクションで、しかも、もともとは論文)を読んでいたので、どうやってドラマに仕立てるのか、それも楽しみにしていたんですが、期待を上回るすてきな作品になっていました。

「われらが背きし者」もおもしろかったけど、なんとなくしっくりこないものがありました。後日、原作を読んだのですが、主人公のキャラ設定がかなり違っていて(原作ではもっとロックな人でした)、いちばんの原因はそこかも……と思いました。

その二本立て、いいですね! 「魔鬼雨」&「アイガーサンクション」に引けをとらない脈絡のなさですが、名画座にはそういう自由な(めちゃくちゃな?)空気が欲しいです。実現するといいなあ。
Balkan
2016/11/29 22:00

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