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zoom RSS ジヴェルニーの食卓 【本】

<<   作成日時 : 2016/09/11 22:14   >>

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原田マハ
2013年3月30日
集英社 ¥1400(+税)

USオープンテニスの準決勝、錦織×ワウリンカ戦を観ていて、どうにも気になったことがある。
ワウリンカ選手が、使用済みのラケットやシャツやリストバンドを放置し、滑り止めの粉を盛大にまきちらすものだから、彼のベンチまわりが大変なことになっているのだ。
さすが“野獣”と言われるだけのことはあるな、と感心しているうちに錦織選手は負けてしまった。

しかし、私生活もあの調子じゃ、一緒に暮らす人は大変だろうなあ……

さて、私生活といえば、表題の短篇集。

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「うつくしい墓」「エトワール」「タンギー爺さん」「ジヴェルニーの食卓」の四篇が収録され、それぞれマティス、ドガ、セザンヌ、モネの私生活が、女中、友人の画家(メアリー・カサット)、画材屋の娘、義理の娘の目を通して描かれている。

著者はキュレーターでもあるらしい。そして、原田宗典氏の妹でもあるらしい。

ワウリンカ選手に見倣ってもらいたいほど美しく整頓された語り口のおかげで、どの作品もすんなり楽しめたが、微妙にモヤモヤしたのもまた事実。
なんとなく“見てきたような嘘をつかれてる感”があって、憂鬱になってくるのだ。
モームの『月と六ペンス』みたいに“たぶんあの人”とわかる別人にしてくれればいいのに……と思ったのはわたしだけだろうか?

そんなわけで、いちばん気に入ったのは「タンギー爺さん」。画材屋の娘がセザンヌにあてた手紙だけで構成されていて、セザンヌが現われずじまいになるところがいい。

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セザンヌといえばりんご。ことしも、りんごの季節がやってきました。

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