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zoom RSS さざなみ 【映画】

<<   作成日時 : 2016/05/28 15:30   >>

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45 YEARS
2015年 イギリス
アンドリュー・ヘイ(監督)
シャーロット・ランプリング、トム・コートネイ、ジェラルディン・ジェームズ、ドリー・ウェルズ、デイヴィッド・シブリーほか

わけあってフィンランドの首都ヘルシンキを旅してきた。
はじめての北欧。
メルカトル図法にだまされてめちゃめちゃ遠いところと思っていたが、飛行機で9時間ちょっと。ごはんを食べて、映画を一本観て、ちょっとうとうとしているうちに着陸態勢にはいってしまった。

さて、そんなフィンエアの機内で観たのが表題の映画。

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ジェフ(コートネイ)とケイト(ランプリング)のマーサ夫妻は間もなく結婚45年を迎えようとしている。ある日、ジェフにスイスの警察から手紙が届く。半世紀以上まえにスイスの山でクレバスに落ちて行方不明になった恋人の死体が温暖化で融けた氷のなかから出てきたので確認に来てほしいというものだった。事故は結婚前のことと承知しているケイトも、すっかり取り乱したジェフの様子に疑念をいだきはじめ……

『さざなみ』という邦題を含めなんの予備知識もなく字幕なしで観たため、当初は「死体ってことはミステリ?」と思ったが、それは大いなる勘違いだった。

とはいえ、夫婦のあいだにはいった小さな亀裂がじわじわ広がっていく過程は、下手なミステリよりサスペンスフル。「このふたり、どうなるんだ?」と目が離せなくなったし、結末にも「おっと、そうきたか」というプチどんでん返しが待っている。

物語はほぼ全編夫婦の会話のみでつづられていくが、そんなにべらべらしゃべるわけじゃないし、そもそも私は半分しか聞き取れていない。にもかかわらず、「おいおい、それはまずいだろう……」という張りつめた空気が伝わってくるところがすばらしい。

実際のところ何がまずかったのかはいずれ字幕でたしかめるしかないが、とにかく、コートネイとランプリングの自然な演技がなければ成立しえない作品といえよう。

さらにいえば、おせっかいなご近所さんを演じたジェラルディン・ジェームズ。けっして悪人ではない、むしろ親切といってもいいのになんとなく“ファシスト”っぽい人ってどこにでもいる、ということをしみじみ実感させる迫真の演技だった。

しかし、まさかシベリア上空3万フィートでまったく面識のない夫婦の問題に首をつっこむことになるとは(べつにつっこんでないか)、人生わからないものだね。

では、例によってやる気があるんだかないんだか自分でもさっぱりわからない旅の写真を少々。

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フィンエアの毛布と枕は当然のようにmarimekko社製

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1919年に完成したヘルシンキ中央駅のエントランス

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駅裏とは思えないワイルドなトーロ湾(左奥に大聖堂が見えている)

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ヘルシンキ大聖堂には真っ青な空がよく似合う

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古びた建物と古びたトラムがちょっと旧共産圏っぽくてすてき

旅はつづく……

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