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zoom RSS マネーショート 華麗なる大逆転 【映画】

<<   作成日時 : 2016/04/24 13:03   >>

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THE BIG SHORT
2015年 アメリカ
アダム・マッケイ(監督)
クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット、メリッサ・レオ、ハミッシュ・リンクレイター、ジョン・マガロ、レイフ・スポール、ジェレミー・ストロング、フィン・ウィットロック、マリサ・トメイほか

スポーツクラブの風呂で髪を洗おうとしたところ、シャンプーがさっぱり泡立たない。どうも持参したシャンプーのミニボトルにうっかりリンスを詰めてきたらしい。

まさかのリンス・イン・シャンプーボトル……

「まさかの」と言ってるが、実はこれとまったく同じことを過去に少なくとも2回はやっている。
そう、命にかかわるようなことじゃないと、人間、なかなか学ばないものなのである。

さて、学ばないといえば、表題の映画。聞くところによると、1970年以降、世界ではいわゆるバブルの崩壊が少なくとも130回は起きているのだとか。

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2005年、金融トレーダーのマイケル(ベール)は、サブプライム・ローンが債務不履行に陥る可能性を見抜きクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)に目をつける。同じころ、マイケルの戦略に気づいた銀行マンのジャレット(ゴズリング)はヘッジファンド・マネージャーのマーク(カレル)にCDSへの大投資を勧める。いっぽう、金融界の伝説と言われている元銀行家のベン(ピット)もまた、野心的な若手投資家(リンクレイター、マガロ)と手を組みウォール街に戻ってくる。3年後、住宅ローンの破綻をきっかけに市場崩壊の兆しが見えはじめると……

原作はマイケル・ルイスの『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』(東江一紀訳、文藝春秋社)。

同じくルイス氏の原作でブラッド・ピットが製作・主演した『マネーボール』を観たとき、「もっとマネーボール理論を説明してよ」と文句をつけたが、その声が届いたのか、今回はMBS、CDO、CDSといったリーマンショックにかかわる金融用語を一生懸命説明してくれた。どうもありがとう。

でも、聞けば聞くほど頭のなかは疑問符だらけに……

……とまた文句をつけそうになったが、この説明がとてもおもしろかった。
説明するのは主にライアン・ゴズリング演じる銀行マンのジャレド。ときどきストーリーの進行を止めて観客のほうに向きなおるのだが、そのたびにゴズリングの「横顔美人」が物を言う。彼がこちらを向くたび、横顔はハンサムだけど正面から見るとさほどじゃないかも、と思わせるのだ。いや、さほどじゃないのはあくまでも「横顔に較べて」という意味なのでどうか気を悪くしないでもらいたいが、そのいささか残念な正面顔(多少セコイ感じがする)が食えない銀行家っぽくてすごくいいのだ。(思えば『ドライヴ』のときは運転手役だけに横顔が多かった気がする)

そのゴズリングをはじめ、俳優たちの渋い演技が光る作品だった。なりゆきがわかっているうえ睡眠薬みたいにややこしい話だというのにこんなにドキドキできたのは、アカデミー賞でオスカーに輝いた脚色の妙にくわえて俳優陣の緊張感に満ちた緻密な演技があってこそ。とくにベールとカレルは思いきり脂が乗ってる感じで、(私の頭のなかの疑問符を減らすためにも)DVDになったらもう一度じっくり見てみたい気がする。 

ちなみに目下の最大の疑問は「空売り」という言葉。お金を払って買っているのになぜ空売り? 実は私、海外へ行くたびに両替所のまえで「SELL」と「BUY」という文字をじっと見つめながら「この動詞の主語と目的語は何か?」と結構真剣に悩んでしまうのだが、そういう人にはいくら説明しても無駄な話なんだろうね、きっと。

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映画帰りに衝動買いした新潟名物笹団子。笹の緑もさることながら、蓬餠の色と香りがトレビアンであった。

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