Balkan's Memorandum

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zoom RSS 火星の人 【本】

<<   作成日時 : 2015/10/20 16:34   >>

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The Martian
アンディ・ウィアー (小野田和子 訳)
2014年8月25日刊
早川書房 ¥1200(+税)

週末、新幹線で信州へ赴き、美しい紅葉を愛でてきた。

信州には“ずく無し”という方言がある。以前、ある人にその意味を尋ねて、「Balkanさんみたいな人のことだよ」と言われたことがある。悔しいけれど、まったくもってそのとおり。ぐうの音もでません。

さて、私のような“ずく無し”には絶対に行けない遠い世界へ連れていってくれるのが、表題のSF小説。

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主人公は有人火星探査に参加した植物学者マーク・ワトニー。ミッションは火星到着6日目にして想定外の嵐に見舞われ中止となり、クルーは撤退を余儀なくされるが、風に飛ばされ仲間とはぐれたワトニーは、ひとりぼっちで火星に取り残されることに。次のクルーがやってくるのは早くても数年後。ワトニーの運命や如何に?

何度も死にそうな目に遭いながら、もてる知識を結集して、ひとつずつそれを乗り越えていくワトニー。ひねりも何にもない単純な話だが、絶体絶命の苦境をどうやって打開していくのかが気になって気になって、592ページの長編を2日で読み切ってしまった。

作者はオタクを自認するコンピューター・サイエンティストで、この作品も、もともとは自身のウェブサイトで連載していたものなんだとか。そんなわけで、長編小説としての完成度には、正直、若干の物足りなさがある。しかし、この物語の最大の魅力は、プロの作家にありがちなあざとさがなく、臨場感に満ちあふれていること。サイト連載中に読んだ人たちがなんだかちょっとうらやましい。

映画化作品(監督はリドリー・スコット、主演はマット・デイモン)の日本公開も待ち遠しいかぎりだが、ハリウッドの娯楽大作だし、『オデッセイ』だなんてこじゃれた邦題がついているし、私を虜にした“素人くさい語り口”は期待しないほうがいいのかもなあ……

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紅葉その1(善光寺)
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紅葉その2(湯田中)
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紅葉その3(軽井沢)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!

「オデッセイ」楽しみですよね。
リドリー・スコットは、最近は当り外れがあるので、当りに期待したいです!
原作は、そういう感じなんですね〜。面白そうですね〜。
500ページを2日で読めるなんて、面白さはハンパじゃないんだろうと期待が高まります!

ごみつ
2015/10/29 16:21
ごみつさん、こんにちは!

きのう、久しぶりで映画館へ行き、『オデッセイ』の予告編を観ました。

マット・デイモンはワトニーにぴったりだと思います。というか、すでに配役を知っていたので、マット・デイモンを脳内キャスティングして読んでしまいました。マットがやらなきゃ誰がやる?と思えるほどの説得力あります。

原作、とてもおもしろかったです。賢いワトニーがさまざまな装置に大胆な改変をくわえて利用するのですが、それがいちいち「わおっ」って感じで。でも、アホな私には想像もつかないところもたくさんあって、そういう意味でも映像で観るのが楽しみです
Balkan
2015/10/29 23:07

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